小説です

飯橋武寿(いいはし たけとし)です。グーブログから引っ越して来ました。

2017-05-01から1ヶ月間の記事一覧

村 (第2章 20)

欧開明が二人のボディガードを伴い、大講堂の中から、機動隊の隊員やH県警の警察官、はたまた黄道の会の会員であるところの村人たちでごったがえす、大講堂前の駐車場に現れたのは、臨時集会が閉会し、上岡指導職の爆発事件があってから、二十分ほど経った…

村 (第2章 19)

ひとしきり沈黙があったあと、大木が言った。「……何の爆発やろか?」 猪田がその言葉を引き取って言った。「……地下には何も爆発するようなものはないはずだし、あの爆発の音からすると、ひょっとすると、発破でも使ったのかもしれんな……」 大木は左右を見て…